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評価入れ替わり

先週の土曜夜、またも観たかった映画が二本TV放映されていたので、しっかり録画しておきましたよ。

で、日曜に一気に観ました。


『それでもボクはやってない』

それでも

http://www.soreboku.jp/index.html

監督は「Shall we ダンス?」の周防正行さん。実に11年振りの話題作だったので観た方も多いと思います。

就職の面接を控えた朝、満員電車内で女子高生から痴漢に間違われ現行犯逮捕されたフリーターの金子徹平(加瀬亮)。警察署で粗野な刑事相手に容疑を否認したところ拘留される。その後も無実を主張するものの、高圧的な検事によって起訴されてしまう。無実を信じる母や友人、支援者、弁護士たちに支えられながら、徹平は法廷での長い闘いに乗り出していく。

正直、映画としては思ったほどに良い出来ではないと思った。口下手で要領の悪い主人公にあまり感情移入は出来ないし、刑事や看守、検察官、裁判官たちがそれぞれ「いかにもな」描かれ方をしているしね。周防さん、この路線ばかりだと、かつての伊丹十三さんのようになりそうで、ちょっとどうかなと思う。まぁ、昔『マルサの女をマルサする』なんて作品も撮っているんだけどね(笑)。伊丹さんを酷評していた蓮實重彦さんの評価が気になるところです(周防さんは蓮實ゼミ出身)

満員電車内の痴漢は憎むべき犯罪ですが、誤認も起きやすいであろう行為一つで、こうも簡単に一人の男が人生を狂わされ、周囲の人間も巻き込まれていくかと思うと、ぞっとする部分はある。日本の警察、留置場・拘置所、検察、裁判所の実態を知る上でも、一度観ておいて損の無い作品ではあります。

そういえば随分前だけど、痴漢の現行犯に出くわしたことがあったな(満員電車内で露骨にやってるおっさんがいた)。一緒に乗っていた女性の友人がちょっとした被害に遭ったこともありましたよ。


もう一本は、
大友克洋さんの超大作『スチームボーイ』

スチーム

http://www.steamboy.net/intro.shtml

アニメ映画の話題作はたいてい目を通すのですが、これはどうも一方的な先入観があってスルーしていました。スチームパンクというより、過剰にジュブナイルなイメージがあったんだよね。

ところが...

これ、面白いじゃん! 今まで過小評価されてない?

確かに、投下した金(総製作費24億円)と手間(製作期間9年)ほどには利益が上がらない(興行収入は11億6000万円)であろうことが予想されるマニアな内容だし(笑)、日本語の声優陣ははっきり言ってミスキャストが多いし(主人公レイ、ヒロインのスカーレット、ロイド博士)、派手な活劇ですったもんだした割にはオチも弱いけれど、ボクはこの作品かなり気に入りましたよ。個人的には『AKIRA』よりいいな。

じいさんとおっさんがいがみあう、何やら怪しげな工場での事故のシーンから物語は始まる。世界初の万国博覧会を控えた19世紀半ばのイギリス本土が舞台。マンチェスターで暮らす機械いじりの好きな少年レイ・スチムのもとに、研究のため渡米しているはずの発明家の祖父ロイド(オープニングのじいさん)から謎の金属ボールが届く。ほとんど同時に、祖父と父(オープニングのおっさん)を招いた米国オハラ財団の使者と名乗る黒服の男たちが現れ、レイが手にしたボールを奪おうとする。少年は自作の<一輪自走車>に乗って逃げるが、巨大な<蒸気歯車メカ>で追いかけてくる敵に捕まり、オハラ財団の万国博覧会パビリオンに閉じこめられてしまう。そこでレイは小生意気な財団会長の孫娘スカーレットと、半身に機械をはめ込んだ変わり果てた姿の父エディと再会し、金属ボールの秘密を知る。それは未知の液体から生じた超高圧力の蒸気を封じ込めた球体であり、人類の歴史を塗り変えるほどのパワーを秘めた大発明<スチームボール>だった。軍需企業でもある財団は、ボールの力を兵器に利用し世界中に売りさばこうと謀り、父は財団と道を同じくし、祖父はそれに抗ったのだ。両者の対立の狭間で翻弄されながらも、レイは自分の意思で行動を開始する。

そもそもスチームボールの設定が非現実的だとか、どのみちあれでは空は飛べないだろうとか(笑)、パビリオンの中にあんなにごつい<スチーム城>を築くまで誰も気づかないのかよ!とか(爆)、ツッコミどころは多々あるでしょう。でも、ここまで手間隙かけて世界を構築すれば、
<偽史>も一つの歴史になるという見本ではないかと思う。
劇中の新兵器、<蒸気兵>や<水中兵>、<潜水艇>や<蒸気戦車>など手が込んでいて、凡庸なアニメやゲームにありがちな体裁だけのスチームパンクとはレベルも気合も違います。特に、物語序盤のマンチェスターの片田舎で蒸気歯車メカが暴れるシーンなどは、牧歌的な前近代社会に機械文明が侵食していく過程をアニメ表現の手法をもってシンボライズしたようで、視覚的にも理念的にも刺激的でしたね。これは字幕で観た方が良い「映画」かもしれませんな。
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